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米10~12月期実質GDP成長率は年率3.2%増、2013年では2番目に高い伸び

10~12月期の実質GDPは、2013年では2番目に伸び率に

 1月30日、米国商務省は、2013年10~12月期の実質国内総生産(速報値、季節調整済み)を発表しました。それによると、実質GDP成長率は前期比年率3.2%増となり、7~9月期から増勢は若干鈍化しました。

 ただ、実質GDP成長率の推移を確認すると、2012年10~12月期に同0.1%増という小幅な増加率まで急速な鈍化を示した成長率は、2013年に入り、1~3月期(同1.1%増)→4~6月期(同2.5%増)→7~9月期(同4.1%増)と、順調にその増加幅を拡大させてきました。

 そして、10~12月期の成長率は、2013年では7~9月期に次ぐ高い伸び率だったことになります。

米GDP2013Q4

個人消費、輸出が大きく伸びる

 続いて、米国の成長率について、需要項目ごとの内容を確認すると、まず、GDPの約7割を占める個人消費が前期比年率3.3%増と、7~9月期の同2.0%増を大幅に上回りました。好調だった年末商戦を反映する形となったようです。

 また、民間設備投資は同3.8%増と、3四半期連続の増加となりました。また、前四半期から増勢は若干鈍化したものの、4~6月期(同4.7%増)、7~9月期(同4.8%増)に続き、比較的高い伸び率を維持するなど、機器への投資(同6.9%増)を中心に、企業の設備投資は堅調だったようです。このほか、在庫投資の成長率への押し上げ寄与度も前四半期からは縮小したものの、プラスを維持しています。

 今回、マイナスとなった項目は、住宅投資と政府支出でした。まず、住宅投資は、同9.8%減となりました。住宅投資は2012年7~9月期から2013年7~9月期まで5四半期連続で年率10%台の伸び率を維持してきたことで、ここにきて急速な大幅落ち込みは、いささか気掛かりな内容といえるでしょう。ちなみに、住宅投資がマイナスとなるのは、2010年7~9月期(同30.7%減)以来となります。一方、政府支出は同4.9%減となりました。政府支出のマイナスは2四半期ぶりとなります。

 なお、外需については、輸出が同11.4%増と急速に増加し、2010年10~12月期(同12.4%増)以来の2ケタ台の伸び率を達成しました。その一方で、輸入は同0.9%増と7~9月期の同2.4%増から伸び率が縮小したことから、純輸出の成長率への押し上げ寄与度が上昇しました。

量的緩和縮小の影響なども今後の注目点となるか?

 各項目の成長率への貢献の度合いを視覚的に確認すべく、成長率および寄与度のグラフを作成しました。このグラフから、押し上げに寄与した需要項目では、個人消費と純輸出の寄与度が大きく上昇した一方、在庫投資がやや後退、また、民間設備投資については、ここ3四半期の間、大きな変動もなく、安定して成長率の押し上げ要因として貢献しているようです。

米2013Q4 寄与度

 一方、住宅投資と政府支出は成長率の押し下げ要因となっています。ただし、この住宅投資の急速な落ち込みは悪天候が影響したものと考えられるほか、政府支出の減少については、昨年10月の政府機関の一部閉鎖の影響と見られます。このように、いずれも一時的な落ち込みだったようです。

 以上を整理すると、実質GDP成長率の推移を見る限り、米国景気は、順調な回復基調を辿ってきたと言えるでしょう。もっとも、企業の設備投資の先行指標となる「航空機を除く非国防資本財」の新規受注に足元で変調が見られるほか、今後、米連邦準備理事会(FRB)による量的緩和縮小の景気への影響の可能性も考えられます。

 こうした点などからも、2014年1~3月期の成長率の内容に注目が集まると思われます。
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投資一族のブログ - 2014年03月14日 21:11

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