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IMF、最新の成長率見通しを発表。日本の2017年見通し、上方修正。新興国ではインドの高成長予想を維持

世界経済見通し、2017年を上方修正、2018年は据え置き

 4月18日、IMF(国際通貨基金)から最新の世界経済見通しが発表されました。それによると、世界経済の成長率予想は、2016年(実績)の前年比3.1%増から、2017年に同3.5%増、2018年に同3.6%増と、徐々に拡大する見通しとなっています。2017年1月に発表された前回の見通しから、2017年を上方修正、2018年は前回見通しに据え置かれました。

 地域別では、先進国・地域の成長率が2017年、2018年ともに同2.0%増という見通しとなっています。前回見通しとの比較では、2017年が0.1ポイントの上方修正、2018年が据え置きでした。ちなみに、2016年の実績(同1.7%増)からは順調な拡大予想となっています。

 一方、新興国および途上国・地域の成長率予想は、2016年の同4.1%増から、2017年に同4.5%増、2018年に同4.8%増と、こちらも順調に拡大する見通しです。ちなみに、2017年、2018年ともに、前回の見通しに据え置かれました。

IMF先進国予想201704

日本の見通し、2017年は大幅に上方修正

 続いて、地域別の見通しに関して、先進国・地域の主要国の成長率のうち、まず、日本の成長率に着目すると、2017年が2016年の同1.0%増から同1.2%増へ拡大する見通しとなっている一方、2018年には、同0.6%増へ増勢が鈍化する見通しとなっています。前回との比較では、2017年が0.4ポイントと、比較的大幅な上方修正、一方、2018年については、0.1ポイントと小幅な上方修正となりました。このうち、2017年については、輸出の増加などが考慮されたようです。もっとも、米国やユーロ圏、英国と比較すると、これまでと同様、低い予想に留まっていることが見て取れます。

 次に、米国を見ると、2016年の同1.6%増から2017年に同2.3%増と大幅に拡大、続く2018年も同2.5%と、順調に回復していく見通しとなっています。財政政策の拡大に対する期待などが反映された模様です。ただ、今回、2017年、2018年ともに、前回からの改定はなく、いずれも据え置かれました。

 続いて、ユーロ圏の成長率を見ると、2017年が2016年と同水準である同1.7%増を維持し、続く2018年には同1.6%増へ増加幅が縮小する見通しです。前回見通しとの比較では、2017年が0.1ポイントの上方修正、2018年は前回に据え置かれました。

 そして、EU(欧州連合)からの離脱を控える英国の成長率は2016年の同1.8%増から、2017年には同2.0%増へと、大幅に増勢が加速、2018年には同1.5%増へ、一転して減速する見通しです。前回見通しとの比較では、2017年が0.5ポイントの比較的大幅な上方修正、2018年については、0.1ポイントの小幅な上方修正に留まりました。

 ちなみに、今回、先進国・地域で、2017年、2018年の成長率がいずれも上方修正された国は、日本と英国のみでした。

中国は徐々に減速予想、一方、インドの高成長予想維持

 続いて、新興国および途上国・地域の主要国の見通しを見ると、まず、中国が2016年の同6.7%増から2017年に同6.6%増、2018年が同6.2%増と、徐々に減速する見通しです。当地域において、けん引役と見られる、比較的、高い成長率ながら、前回見通しから、2017年が0.1ポイント、2018年が0.2ポイント、それぞれ下方修正されました。

 また、2016年の成長率は同6.8%増と、中国を上回ったインドの見通しについては、前回との比較では、2017年、2018年ともに前回の予想に据え置かれました。もっとも、2017年に同7.2%増、2018年に同7.7%増と、中国を上回る高い成長率を維持しつつ、順調に拡大していく見通しとなっています。

 そして、インドおよび中国には及ばないものの、引き続き、高い成長率が見込まれているASEAN5カ国についても、2017年が同5.0%増、2018年が同5.2%増と、徐々に増加幅が拡大する見通しです。前回との比較では、2017年が0.1ポイントの上方修正、一方、2018年は前回の見通しに据え置かれました。

IMF新興国予想201704

 新興国および途上国・地域の中では、今後、インドの成長ぶりに対する注目が徐々に集まるかもしれません。
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