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米国の非農業部門雇用者増加数、2カ月連続の20万人台に。米国の雇用環境は良好な状態と見られる

非農業部門雇用者数、前月比20万9000人増

 8月4日、米国労働省から最新の雇用統計が発表されました。それによると、2017年7月の非農業部門雇用者数は前月比20万9000人増と、前月の同23万1000人増からは増勢が鈍化したものの、その増加数は2カ月連続で20万人台を維持しました。

 ちなみに、6月の雇用者数については、前回発表時の同22万2000人増から上方修正されています。

 続いて、部門別の変動を見ると、まず、政府部門が同4000人増と前月の同3万7000人増から増勢が鈍化した一方、民間部門は同20万5000人増と、前月の19万4000人増から増勢が加速しました。

製造業の雇用者増加数が2カ月連続の1万人台

 民間部門のうち、業種別の動向に注目すると、まず、製造業は同1万6000人増と前月の同1万2000人増から増勢が加速し、2カ月連続で増加数が1万人台を維持するなど、その復調ぶりが示されました。

 ちなみに、8月1日に発表されたISM製造業景況感指数を見ると、7月は56.3と、前月から1.5ポイントの低下。3カ月ぶりの低下となったものの、景況判断の分岐点である50.0を大きく上回る水準を維持しています。

 ただ、その一方で、雇用者数が小幅な増加に留まった業種もいくつか見られました。例えば、建設業は同6000人増と前月の同1万5000人増から鈍化したほか、小売業も同1000人増と前月の同2000人増から鈍化、そして、卸売業も同6000人増と前月の1万人増から鈍化しています。

 このように、堅調が示された製造業に対して、若干の停滞感が浮上した業種も見られたなど、今後の動向が注目されます。

失業率は2カ月ぶりの低下、一方、労働参加率は上昇

 次に、失業率に目を転じると、7月は4.3%と前月の4.4%から0.1ポイント低下しました。失業率の低下は2カ月ぶりとなります。

 そして、失業率との関連で注目される労働参加率については、62.9%と前月の62.8%から上昇しました。双方ともに、前月から改善する形となったワケです。ちなみに、このところ、小幅ながらも労働参加率の上昇が続いています。つまり、これまで就職活動を断念していた労働者の労働市場への再参入の動きが続いている、といった見方が可能となります。

 こうした点も踏まえ、改めて、雇用者増加数が2カ月連続で20万人台となった現状を考慮すると、目下、労働市場へ再参入している求職者の増加分が吸収されるほど、企業側の採用活動も活発化しているという実情が見えてくるのではないでしょうか。

 さらに、7月の時間当たり平均賃金を見ると、同0.3%増と前月の同0.2%増から増勢が加速しています。

 以上、今回の雇用統計の各指標の内容から、現状、米国の雇用環境が、極めて良好な状態にあると見ることができるでしょう。

 米国経済の先行きに対し、安心感を提供する結果だったと言えそうです。

201707米雇用統計
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