FC2ブログ

日本の2017年9月の貿易収支は4カ月連続の黒字。輸出額、輸入額は、いずれも2ケタ台の伸びに

貿易収支は4カ月連続の黒字

 10月19日、財務省から最新の貿易統計(通関ベース、速報値)が発表されました。それによると、2017年9月の貿易収支額(輸出から輸入を差し引いた差引額)は6702億円の黒字でした。

 日本の貿易収支が黒字となるのは4カ月連続です。内訳を見ると、輸出額が6兆8110億円(前年同月比14.1%増)で10カ月連続のプラス、一方、輸入額は6兆1408億円(同12.0%増)で9カ月連続のプラスでした。このように、輸出額が輸入額を上回ったことから貿易黒字となり、その黒字幅は、前年同月から拡大しました。

 また、輸出額は3カ月連続、また、輸入額は7カ月連続で2ケタ台の伸び率を維持、ただ、いずれも8月からは増加幅が縮小しています。

 品目別の変動を見ると、輸出では、原動機(同19.6%増)、半導体等電子部品(同12.3%増)、有機化合物(同31.5%増)などが、一方、輸入では、原粗油(同15.0%増)、石炭(同41.8%増)、医薬品(同18.4%増)などがそれぞれ増加しました。

輸出は、米国、EU、中国向け、いずれも増加

 続いて、主要国・地域別の輸出額に注目すべく、まず、米国向けの輸出額をみると、9月は1兆2974億円(同11. 1%増)で8カ月連続のプラス、品目別では、半導体等製造装置(同110.3%増)、原動機(同17.6%増)、医薬品(同131.4%増)などが増加しました。

 また、EU向けの輸出も7664億円(同11.5%増)で8カ月連続の増加となりました。品目別では、建設用・鉱山用機械(同62.5%増)、自動車(同6.6%増)、自動車の部分品(同15.3%増)などが増加しました。

 そして、中国向けは1兆2840億円(同29.3%増)で11カ月連続のプラスでした。増加品目としては、半導体等製造装置(同105.1%増)、有機化合物(同68.7%増)、半導体等電子部品(同19.6%増)などが挙げられます。

 このように、主要国・地域向け輸出はいずれも増加しているようです。

輸入額では、対米国およびEUが7カ月連続の増加、対中国は小幅な増加に留まる

 次に、主要国および地域別の輸入額に注目し、まず、米国からの輸入額を見ると、9月は6808億円(同17.2%増)で7カ月連続で増加しました。品目別では、液化石油ガス(同392.1%増)、石炭(同287.3%増)、魚介類(同57.4%増)などが増加しています。

 また、EUからの輸入額も7497億円(同15.3%増)で7カ月連続の増加でした。品目別では、医薬品(同37.6%増)、原動機(同74.5%増)、自動車(同21.1%増)などが増加しています。

 そして、中国からの輸入額も1兆5658億円(同1.6%増)と、小幅な増加に留まったものの、7カ月連続のプラスでした。増加品目としては、電算機類(含周辺機器、同22.9%増)、音響映像機器(含部品、同13.4%増)、科学光学機器(同13.4%増)などが挙げられる一方、通信機(同28.1%減)、半導体等電子部品(同8.7%減)が減少しています。

 主要国・地域からの輸入額についても、それぞれ増加しているものの、中国からの輸入額については小幅に留まりました。

輸出数量は増加、一方、輸入数量は7カ月ぶりのマイナス

 次に、輸出および輸入の数量に目を転じると、まず、輸出数量は同4.8%増と8カ月連続のプラスだったものの、前月の同10.4%増から増勢鈍化となりました。現状、先進国を中心に、企業部門による設備投資が増加しているとの見方もあることから、8月の輸出数量については、その効果もあり、2ケタ台の増加となった反面、9月には、その反動の影響が顕現した格好です。

 一方、輸入数量は同0.3%減と、小幅ながら、7カ月ぶりのマイナスでした。輸入数量のここ最近の推移を見ると、2017年5月の同5.4%増を直近ピークに、徐々に減少傾向を強めていたようです。

 金額と数量の伸び率を比較すると、為替相場が前年同月から円安方向で推移した影響による金額の押し上げ効果があったと考えられるほか、輸入額については、資源価格の上昇も影響したと見られます。

 他方、輸入数量について、最近の動きを見る限り、国内における需要は、それほど強まっていないのではないか、といった見方にもつながりそうです。

201709国内貿易収支
スポンサーサイト

この記事へのコメント

トラックバック

URL :

広告
プロフィール

ecolumn1967

Author:ecolumn1967
FC2ブログへようこそ!

当ブログは、日々発表される経済統計や関連報道などについて、自分なりに分析し、コラムとして発表していくブログです。

コラムの性格上、先行きの見通しや将来の展望、金融商品の動向などについても言及することがあるかと思いますが、当ブログの目的は、あくまでも、情報の提供であり、投資の推奨などが目的ではありません。

投資を行う場合などは、ご自身で情報収集や分析などを行ったうえで、ご判断くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。

カレンダー
10 | 2018/11 | 12
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
FC2カウンター
カテゴリ
最新記事
月別アーカイブ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
Powered By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ

ブロとも申請フォーム
QRコード
QR