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2017年11月の非農業部門雇用者増加数は2カ月連続で20万人台を維持

非農業部門雇用者数増加数、2カ月連続の20万人台

 12月8日、米国労働省から最新の雇用統計が発表されました。それによると、2017年11月の非農業部門雇用者数は前月比22万8000人増と、増勢こそ前月の同24万4000人増から鈍化したものの、2カ月連続で20万人台の増加数を維持しました。

 10月の雇用者数については、大型ハリケーン襲来の影響で急速な落ち込みを示した9月からの反動による押し上げ効果もあり、大幅に増加したとの見方も可能です。そして、11月は、10月の押し上げ効果の剥落による増勢鈍化の可能性も考えられたものの、実際には、その影響は見られず、米国の雇用情勢が極めて良好である実態を再認識させる結果となったようです。

 続いて、業種別の雇用者数の変動を見ると、製造業が同3万1000人増と前月の同2万4000人増から増勢が加速したほか、建設業も同2万4000人増と前月の同1万増から増勢が加速するとともに、4カ月連続で比較的大幅な増加を維持、また、小売業も同1万9000人増と2カ月ぶりに大幅増加となりました。

 一方、卸売(同3000人増)や不動産(同5000人増)が小幅な増加に留まったほか、情報関連(同4000人減)と、3カ月連続のマイナスとなりました。

 製造業で雇用情勢の堅調ぶりが示された一方、それ以外の業種の雇用情勢は強弱混在している状況のようです。

失業率、労働参加率、ともに前月比横ばい

 次に、雇用者数と同時に発表された失業率を見ると、11月は4.1%と、前月と同じ結果となり、引き続き、低い水準が維持されました。

 一方、失業率との関連で注目される労働参加率についても62.7%と、前月と同水準を維持しています。ちなみに、10月の労働参加率は前月から低下しており、前月の失業率低下に関しては、職探しを休止もしくは断念した労働者の増加が反映された可能性もあります。

 つまり、失業率および労働参加率がいずれも前月比横ばいだった11月は、そうした状態も維持された格好です。

米国の雇用環境は良好な状態

 他方、12月に入ってから、11月の製造業および非製造業の景況感指数が、相次いで発表されています。

 まず、1日に発表されたISM製造業景況感指数は58.2と前月の58.3から0.1ポイント低下、続いて、5日に発表されたISM非製造業景況感指数を見ると、こちらも57.4と、前月の59.0から1.6ポイント低下しました。

 いずれの指数も前月からは低下したものの、引き続き、景況判断の分岐点である50.0を大きく上回っており、製造業部門およびサービス部門の良好ぶりが示された形となりました。さらに、製造業景況感指数では、新規受注(64.0)および生産(63.9)が高水準を維持しており、製造業において生産活動の活況が続くことを期待させます。

 以上、労働参加率の低下やISM景況感両指数の低下など、若干の不安材料を残しつつも、米国の雇用環境は、引き続き、良好な状態を維持しているとの見方ができそうです。

201711雇用統計
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