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米国における2018年1月の非農業部門雇用者増加数は2カ月ぶりに20万人台を回復

1月の非農業部門雇用者数、2カ月ぶりに増加数が20万人台を回復

 2月2日、米国労働省から最新の雇用統計が発表されました。このうち、注目の非農業部門雇用者数を見ると、2018年1月は前月比20万人増でした。

 なお、今回は2017年各月の非農業部門雇用者数について、全体的な改定が実施されています。そこで、直近の雇用者数の動向確認に先立ち、まず、その改定内容に着目すると、2月、4月、9月、11月の雇用者数が下方修正されました。また、下方修正後の雇用者の増加数では、2月が前月比20万人増、4月が同17万5000人増、9月が同1万4000人増、11月が同21万6000人増でした。このように、2月および11月については、下方修正されても尚、20万人台の大幅な増加数を維持しています。

 さらに、2017年の1年間で見ると、1月、2月、6月、8月、10月、11月で20万人台の増加数が確定した形となっています。
米雇用2017年改定内容

 そして、この改定内容を踏まえ、改めて、直近の雇用者数に目を転じると、1月の雇用者増加数は2017年12月の同16万人増から増勢が加速し、3カ月ぶりに20万人台を回復するなど、良好な雇用情勢を窺わせる内容でした。

建設業が前月比3万6000人増、製造業は前月比1万5000人増

 続いて、非農業部門雇用者数について、部門別の変動を見ると、政府部門が同4000人増と、小幅ながら5カ月ぶりの増加となり、一方、民間部門は同19万6000人増と前月の同16万6000人増から増勢が加速しました。

 次に、その民間部門の雇用者数に注目し、業種別の動向を見ると、まず、建設業が同3万6000人増と、11月(同4万2000人増)、12月(同3万3000人増)に続き、大幅増加が維持されたほか、小売業が同1万5000人増と2カ月ぶりの増加、そして、卸売業については3カ月連続で同1万人増と、比較的、大幅増加がされました。

 なお、注目の製造業については、同1万5000人増と比較的大幅な増加となったものの、11月の同3万人増を直近ピークに12月(同2万人増)に続き、徐々に増勢鈍化となっており、個人的には、いささか気掛かりな動きとなっているようです。

米国の雇用環境は良好な状態を維持

 次に、雇用者数と同時に発表された失業率を見ると、1月は4.1%、そして、失業率との関連で注目される労働参加率は62.7%、いずれも4カ月連続で同じ結果となりました。このうち、失業率については、10月の低下以降、17年ぶりの低水準を維持するなど、非農業部門雇用者数と併せてみれば、米国の雇用環境の安定ぶりを示す内容と言えそうです。

 さらに、このほか、1月の1時間当たり賃金が前年同月比2.9%増と、2009年6月以来、8年7カ月ぶりの大幅な伸びを達成しています。

 このように、失業率が低水準を維持する状況下、非農業部門雇用者の増加数が20万人台を回復、1時間当たり賃金も伸びたことなどを踏まえ、総じて見れば、米国の雇用環境は良好な状態を維持していると見て良いでしょう。

201801米雇用統計
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