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米国の2017年10~12月期の実質GDP成長率(改定値)、速報値から僅かながら下方修正される

米国の実質GDP成長率、速報値から僅かに下方修正

 2月28日、米国商務省から国内総生産(GDP)が発表されました。それによると、2017年10~12月期の実質GDP(季節調整済み・改定値)成長率は、前期比年率2.5%増と、前回1月26日に発表された速報値(同2.5%増)から、僅かながら下方修正となりました。

 まず、2017年1年間の成長率の推移を改めて確認すると、1~3月期に同1.2%増と前四半期から増勢鈍化となったものの、4~6月期に同3.1%増へ急速に増勢を加速、個人的に反動減を懸念していた7~9月期も同3.2%増と大幅な伸びを持続、そして、さすがに増勢鈍化となった10~12月期についても、引き続き、比較的高い伸びを維持している、といって良いでしょう。

 2016年以降、2年間の推移でみても、今回の成長率は程よい水準を保っており、米国経済は比較的安定的に推移しているとの印象を受けます。

2017米GDPQ4改

個人消費は速報値から変わらず、高い成長率を維持

 さて、各需要項目の改定状況を確認すると、まず、GDPの約7割を占める個人消費は同3.8%増で速報値からの修正はなく、米国消費の底堅さ示す格好となりました。また、住宅投資は同13.0%増と速報値の同11.6%増から上方修正されています。

 また、企業部門では、設備投資が同6.6%増と、速報値の同6.8%増から若干の下方修正となったほか、在庫投資の成長率寄与度も速報値から下方修正され、成長率の押し下げ度合いを強める形となりました。このほか、政府支出も同2.9%増と、速報値の同3.0%増から下方修正されました。

 一方、外需関連では、輸出が同7.1%増と、速報値の同6.9%増から、また、輸入は同14.0%増と速報値の同13.9%増から、それぞれ、上昇修正されました。ただ、引き続き、輸入の伸びが輸出の伸びを上回っていることもあり、純輸出は成長率の押し下げ要因となりました。

2017米GDPQ4改定内容

 こうしてみると、今回の改定内容に関しては、上方および下方いずれの修正についても、大幅な改定は見られず、若干の修正に留まった、といった状況のようです。

米国経済は今後も順調な成長路線を辿っていく?

 続いて、各需要項目の変化に着目すると、まず、個人消費は2四半期ぶりに3%台の大幅な伸びを回復、また、住宅投資は3四半期ぶりにプラス成長を回復すると同時に、同じく3四半期ぶりに2ケタ台の伸びを達成しました。

 一方、民間設備投資は、7~9月期に同4.7%増と、4~6月期の同6.7%増から増勢鈍化となったものの、再び6%台へと持ち直すなど、個人消費のみならず、企業部門でも底堅さが示された格好です。なお、在庫投資は3四半期ぶりに成長率に対する押し下げ要因となったものの、これは在庫調整の順調な進展と捉えることもできそうです。

 そして、外需関連に目を転じると、まず、輸出の大幅な増勢加速は世界経済の回復を反映した動きをみることができる一方、輸入の急速な増加については、家計、企業両部門の良好ぶりに見られる米国内需の力強さを反映した動きと見て良いでしょう。

 米国経済は、こうした順調な成長路線を辿っていくのか、引き続き、今後の動向が注目されます。
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