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米国の非農業部門雇用者数の増加数、2016年7月以来、19カ月ぶりに30万人台を達成

2月の非農業部門雇用者数は前月比31.3万人増

 3月9日、米国労働省から最新の雇用統計が発表されました。そのうち、2018年2月の非農業部門雇用者数は前月比31万1000人増と、増加数が2016年7月の同32万5000人増以来、19カ月ぶりの30万人台となりました。

 次に、ここ数カ月の非農業部門雇用者について、その増加数の推移を着目すると、2017年9月は同1万4000人増と小幅な増加に留まったものの、続く10月(同27万1000人増)、11月(同21万6000人増)と、2カ月連続で20万人台となった後、12月に同17万5000人増と、3カ月ぶりの20万人割れとなりました。

 そして、2018年1月に同23万9000人増と、再び20万人台を回復、つまり、非農業部門雇用者数の増勢は2カ月連続で加速したワケです。

建設業が6万1000人増、製造業は前月比3万1000人増

 非農業部門雇用者数の部門別の動きを見ると、民間部門が同28万7000人増と前月の同23万8000人増から増勢が加速、一方、政府部門も同2万6000人増と、前月の同1000人増から大幅な増勢加速となりました。

 このうち、民間部門に注目し、業種別の雇用者数の動向を見ると、まず、建設業が同6万1000人増と、大幅な増加となりました。建設業の雇用者数は9月に小幅な増加(同9000人増)に留まったものの、10月(同1万7000人増)、11月(同4万2000人増)、12月(同4万2000人増) 、2018年1月(同4万人増)と大幅な増加を続けています。

 また、製造業も同3万1000人増と前月の同2万5000人増から増勢が加速、ちなみに、建設業と同様、10月(同2万人増)、11月(同3万人増)、12月(同3万9000人増)に続き、比較的大幅な増加が5カ月間続いている状況です。

 さらに、小売業が同5万人増と前月の同1万5000人増から急速な増勢加速となったほか、卸売(同6000人増)や不動産(同2000人増)なども小幅ながら増加しています。

米国の雇用環境は極めて良好な状態

 そして、非農業部門雇用者数と同時に発表された失業率を見ると、2月は4.1%と、5カ月間にわたり、17年ぶりの低水準を維持している状況です。また、失業率との関連で注目される労働参加率については63.0%と前月の62.7%から上昇しました。ちなみに、労働参加率は、この62.7%を4カ月間、維持しており、5カ月ぶりの変動となります。

 このように、失業率が低位で安定推移するなかで、労働参加率が上昇しました。米国景気の回復を背景とする求職者の増加を反映した動きと見られます。

 こうした失業率と労働参加率の動向に加え、非農業部門雇用者数が大幅増加を続けている状況から、米国の雇用情勢は、極めて、良好な状態を維持していると考えて良いでしょう。

 もっとも、雇用者数が大幅増加を続けている点を考慮すると、3月以降、雇用者数に調整が入り、増勢が鈍化する可能性もあります。一方、予想に反して、雇用者数の大幅増加が維持された場合、過熱感が高まってくる事態も想定されます。

 以上を踏まえ、引き続き、次回以降の雇用統計の内容にも注目です。

201802雇用統計
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