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米国の2018年4月の非農業部門雇用者数は前月比16万4000人増へ増勢加速

4月の非農業部門雇用者数、前月比16.4万人増へ加速

 5月4日、米国労働省から最新の雇用統計が発表されました。それによると、2018年4月の非農業部門雇用者数は前月比16万4000人増と、前月の同13万5000人増から増勢加速となりました。ちなみに、前月の雇用者数は前回発表時の同10万3000人増から上方修正されています。

 ここ最近の米国における非農業部門雇用者について整理すると、昨年12月(同17万5000人増)、今年1月(同17万6000人増)と、17万人台の増加を2カ月間続けた後、2月には同32万4000人増と、2016年7月(同32万5000人増)以来、19カ月ぶりの30万人台の達成、そして、続く3月は、その反動か、もしくは、調整によって急速な増勢鈍化となったものの、翌4月には持ち直した格好です。

 非農業部門雇用者数の部門別の動きを見ると、民間部門は同16万8000人増と前月の同13万5000人増から増勢加速となった反面、政府部門は同4000人減と、3カ月ぶりにマイナスとなりました。

製造業は前月比2万4000人増と、引き続き、安定感を示す

 次に、民間部門の主な業種について、雇用者数の動向を確認すると、まず、製造業は4月に同2万4000人増と前月の同2万2000人増から増勢加速となりました。

 ちなみに、製造業の雇用者増加数は、昨年10月以降、2万人以上で推移するなど、安定感を持続していました。今回も2万人台の増加数を持続したことから、米国製造業の雇用環境は4月も安定感を示す格好となったワケです。

 また、建設業も同1万7000人増と、前月のマイナス(同1万人減)から大幅増加に転換しました。

 そのほか、小売業(同2000人増)や不動産(同1000人増)、情報関連(同7000人増)といった業種が、小幅ながら前月から増加しています。

失業率は7カ月ぶりに変動、3.9%へ低下

 続いて、非農業部門雇用者数と同時に発表された失業率を見ると、4月は3.9%と、前月の4.1%から低下しました。米国の失業率は、昨年10月以降、6カ月間、4.1%で推移していました。つまり、失業率の変化自体、実に7カ月ぶりであり、そして、さらなる低下となったワケです。

 もっとも、失業率との関連で注目される労働参加率については、62.8%と3月の62.9%から低下しました。2月の63.0%から見れば、2カ月連続の低下となります。通常、労働参加率の低下は、就業を断念した人の増加を反映した動きと捉えられます。

 この点を踏まえ、改めて、非農業部門雇用者数の推移に目を転じると、2月の大幅な増加から見れば、直近の2カ月間は、若干、低めの数値だったことなります。こうしてみると、ここ2カ月間の労働参加率の低下は、上述の非農業部門雇用者数の増勢の鈍化を反映した動きかもしれません。

 とはいえ、雇用者数の動向については、2月の急増からの調整により3月に急速に鈍化したものの、若干とはいえ、4月には増勢加速となったワケです。つまり、雇用者数のこうした動きから、米国雇用の底堅さが示されたとの見方も可能でしょう。

 こうしたことなどから、米国の雇用環境は、引き続き、良好な状態を維持していると見てよさそうです。

201804米雇用統計
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