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米国の2018年5月の非農業部門雇用者数、前月比22万3000人増へ大幅な増勢加速

非農業部門雇用者数、前月比22.3万人増へ増勢加速

 6月1日、米国労働省から最新の雇用統計が発表されました。そのうち、2018年5月の非農業部門雇用者数を見ると、前月比22万3000人増と、前月の同15万9000人増から大幅に増勢が加速しました。

 なお、4月の非農業部門雇用者数は前回発表時の同16万4000人増から若干の下方修正となった一方、3月の雇用者数については、4月発表時の同10万3000人増から5月の発表時に同13万5000人増へ、さらに、今回発表時には同15万5000人増へ、2カ月連続の上方修正となりました。

 以上を踏まえ、改めて、ここ最近の非農業部門雇用者数の推移について整理すると、2月の同32万4000人増という急速な増加の後、2カ月連続の15万人台を経て、5月には20万人台を回復しています。

 このように、米国の非農業部門雇用者数は、安定した推移を示している状況のようです。

小売業が3万1000人、建設業が2万5000人の前月比大幅増加

 非農業部門雇用者数について、部門別の動向を見ると、まず、民間部門が同21万8000人増と前月の同16万2000人増から増勢が加速、政府部門は同5000人増と、2カ月ぶりにプラスを回復しました。

 次に、民間部門の主要業種について、雇用者数の変動を見ると、まず、今回は、小売業の急増ぶりが際立っており、同3万1000人増と、前月の同9000人増という小幅な増加から大幅に増勢が加速しました。

 また、建設業については、同2万5000人増と、前月(2万1000人増)に続く2万人台の増加数を維持し、安定感を示したことに加え、製造業は、同1万8000人増と、8カ月ぶりの2万人台割れとなったものの、引き続き、高い伸びを維持していると言った状況です。

 さらに、卸売業(同4000人増)や不動産(同3000人増)、情報関連(同6000人増)といった業種が、小幅ながら前月から増加しました。

失業率は2カ月連続の低下、3.8%へ

 続いて、非農業部門雇用者数と同時に発表された失業率を見ると、5月は3.8%と、前月の3.9%から0.1ポイント低下しました。昨年10月以降、6カ月にわたって4.1%という低い水準を維持していた失業率は、ここにきて、2カ月連続で、一段と低下したワケです。水準的に見ても、2000年4月以来の低い水準です。

 ちなみに、失業率との関連で注目される労働参加率は62.7%と、4月の62.8%から低下しています。ここ最近の動きを見ると、2月の63.0%以降、0.1ポイントずつ、ジワジワと低下している状態であり、いささか、気掛かりな変調となるかもしれません。

 とはいえ、非農業部門雇用者数に見られる安定感と、失業率の歴史的低水準に注目するならば、やはり、米国雇用の良好ぶりを再認識せざるを得ないでしょう。このところの労働参加率の低下傾向についても、2月における非農業部門雇用者数の30万人台という大幅な増加数が影響している可能性も考えられます。

 米国における雇用環境の良好な状態はいつまで続くのか、今後の展開が注目されます。

201805米雇用統計
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