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IMF、最新の世界経済見通し発表。2018年、2019年の成長率予想、いずれも据え置かれる

世界経済見通し、2018年、2019年ともに据え置き

 7月16日、IMF(国際通貨基金)より、最新の世界経済見通しが発表されました。それによると、世界経済の成長率は、2018年、2019年ともに前年比3.9%増と、いずれも今年(2018年)4月発表の前回見通しに据え置かれました。また、2018年に2017年(実績、以下同じ)の同3.7%増を上回り、2019年に前年並みの水準を維持する予想である点も、前回見通しと同様です。

 地域別の予想について、まず、先進国・地域の成長率見通しを見ると、2018年が同2.4%増で前回から0.1ポイントの下方修正、続く2019年は同2.2%増で、前回見通しに据え置かれました。一方、新興国および途上国・地域の成長率見通しを見ると、2018年同4.9%増、2019年同5.1%増と、いずれも、前回の見通しに据え置かれました。

 そして、前年からの変動に着目すると、先進国・地域の成長率は2019年に2018年を下回る予想となっている一方、新興国および途上国・地域の成長率は、2018年、2019年と0.2ポイントずつ増加幅が拡大する予想となっています。

先進国では、ユーロ圏と日本の成長率が下方修正

 続いて、先進国・地域における主要国の成長率見通しについて、まず、米国の予想を見ると、2018年、2019年ともに前回の見通しに据え置かれました。

 反面、ユーロ圏の予想は2018年が0.2ポイント、2019年が0.1ポイント、それぞれ下方修正されました。前年からの変動を見ると、2017年の同2.4%増から2018年に同2.2%増、2019年に同1.9%増へ減速する見通しとなっています。主要4カ国では、ドイツについては2018年の成長率が、フランスおよびイタリアについては2018年および2019年の成長率が、それぞれ下方修正されました。

 また、日本の成長率見通しは、2018年の成長率が下方修正された一方、2019年については、前回の見通しに据え置かれました。そして、前年からの変動では、2018年が同1.0%増と、前年の同1.7%増から増勢が大きく鈍化し、2019年も増加幅が縮小する見通しとなっています。

 このように、米国経済に、引き続き、安定感が窺われる反面、ユーロ圏経済、日本経済には、減速感が浮上しています。

IMF先進国予想201807


新興国および途上国・地域における成長率の頭打ち感、強まる

 一方、新興国および途上国・地域における主要国・地域の成長率見通しを見ると、インドが2018年、2019年ともに下方修正されたほか、ブラジルでは2018年の成長率が下方修正、また、ASEAN5カ国については、2019年の成長率が下方修正されています。

 これに対して、中国、ロシア、南アフリカの成長率は2018年、2019年いずれも前回見通しに据え置かれました。

 このように、新興国および途上国・地域の成長率見通しでは、据え置きや下方修正といった予想が目立っています。こうしてみると、成長予想となっているこれらの国・地域における成長率の頭打ち感は、前回にも増して、強まってきたようです。

IMF新興国予想201807
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