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米国の2018年9月の非農業部門雇用者数は2カ月ぶりに20万人を下回る

非農業部門雇用者数は前月比13.4万人増

 10月5日、米国労働省から最新の雇用統計が発表されました。それによると、2018年9月の非農業部門雇用者数は前月比13万4000人増と、8月の27万人から急速に増勢鈍化し、2カ月ぶりに増加数20万人を下回りました。

 ちなみに、今回、8月の雇用者数については前回発表時の同20万1000人増から大幅な上方修正となっています。

 なお、部門別の雇用者数の変動を見ると、政府部門が同1万3000人増と前月の同1万6000人増から増勢鈍化した一方、民間部門も同12万1000人増と前月の同25万4000人増から増勢が鈍化しました。

製造業、前月分の上方修正により14カ月連続の増加に

 次に、部門別の雇用者数のうち、業種別の雇用者数の変動に着目すると、まず、製造業が同1万8000人増と、前月の同5000人増から急速に増加幅を拡大しました。ちなみに、製造業の雇用者数は前回発表時の同3000人減から上方修正されています。このように、マイナスから小幅ながらもプラスへ改定されたことで、製造業の雇用者数は14カ月連続で前月比プラスを維持する形となりました。

 また、建設業も同2万3000人増と、7月の同1万8000人増、8月の同2万6000人増に続き、2万人前後の大幅な増加数を維持しています。そのほか、大幅増加が見られた業種として、専門職・企業サービス(同5万4000人増)などが挙げられることに加えて、不動産(同8000人増)や卸売業(同4000人増)などが小幅なプラスとなりました。

 一方、減少した業種としては、小売業が同2万人減と3カ月ぶりにマイナスとなったほか、情報産業関連が前月比横ばいに留まるなど、停滞感が示された業種も見られました。

9月の失業率、3.7%へ低下

 次に、非農業部門雇用者数と同時に発表された失業率を見ると、9月は3.7%と8月の3.9%から0.2ポイント低下しました。失業率は6月の4.0%をピークにして、改善傾向を維持している状況です。一方、失業率との関連で注目される労働参加率は62.7%と、8月と同じ数値が維持されました。8月の労働参加率は7月の62.9%から低下しており、とりあえず、今回は下げ止まった形となっています。

 さて、9月の非農業部門雇用者数は、前月の大幅増加の反動、または、調整により、前月からの増加数が20万人割れとなった…といった印象です。

 そして、2018年に入ってからの非農業部門雇用者数の動向を見ると、増勢の加速と鈍化を繰り返しながらも、増加数が20万人を超えた月が4回もあるうえに、そのうちの1回は30万人を上回る増加数(2月:同32万4000人増)を達成、さらに、今のところ、10万人を下回る月が一度も発生していない状況です。

 つまり、米国の非農業雇用者数は、極めて底堅く推移しているとの見方が可能であり、この点を踏まえると、米国の雇用環境は比較的良好な状態を維持しているといってよさそうです。

 今後もこうした雇用者数の底堅さが維持されるのか、はたまた、早晩、増加数は鈍化傾向に陥るのかといった点に注目です。

201809米雇用統計
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