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IMFの世界経済見通しで、2018年、2019年の成長率予想、下方修正される

世界経済見通し、2018年、2019年ともに下方修正

 10月9日、IMF(国際通貨基金)より、最新の世界経済見通しが発表されました。それによると、世界経済の成長率は、2018年、2019年ともに前年比3.7%増でした。前回(2018年7月) 発表時の予想から、いずれも、0.2ポイント下方修正されました。仮に、この予想が実現すると、2017年以降、同率の成長率が3年間、持続することになります。

 世界経済見通しのうち、まず、先進国・地域の見通しを見ると、2018年が同2.4%増、2019年が同2.1%増でした。前回見通しから2018年は据え置き、2019年は0.1ポイントの下方修正です。

 一方、新興国および途上国・地域の成長率見通しを見ると、2018年、2019年ともに、同4.7%増でした。2018年が0.2ポイント、2019年が0.4ポイント、それぞれ下方修正され、2017年から同率の成長率が3年間維持される見通しとなりました。

米国の2019年見通しが下方修正

 次に、先進国・地域における主要国の成長率見通しについて、まず、米国の予想を見ると、2018年が前回見通しに据え置き、一方、2019年は0.1ポイントの下方修正となりました。

 また、ユーロ圏の成長率予想を見ると、2018年が同2.0%増と、前回見通しから0.2ポイント下方修正された一方、2019年については前回見通しに据え置かれました。域内の主要4カ国では、イタリアの両年、および、スペインの2019年見通しが、前回見通しに据え置かれたのに対し、域内最大の経済規模を誇るドイツ、および、域内第2の経済規模であるフランスの成長率見通しは、両年ともに前回見通しから下方修正されました。

 一方、主要先進国では、日本と英国の成長率見通しが、2018年、2019年ともに前回見通しに据え置かれています。

 2017年からの変動に着目すると、米国が2018年に拡大の後、2019年に縮小、ユーロ圏、および、日本が、2018年、2019年と順次、縮小、英国については、2018年に縮小した一方、2019年に拡大する見通しです。ちなみに、米国の成長率については、同国が実施している貿易措置の影響が考慮されたようです。

IMF先進国予想201810

新興国および途上国・地域における成長率の頭打ち感、一段と強まった?

 続いて、新興国および途上国・地域における主要国・地域の成長率見通しを見ると、ブラジルや中東・北アフリカ等、南アフリカといった国・地域の成長率見通しが2018年、2019年、ともに、下方修正、また、中国やインド、ASEAN5カ国といった国・地域の成長率予想については、2018年が前回見通しに据え置かれた一方、2019年が前回から下方修正されました。

 これに対して、ロシアの成長率については、2018年が前回見通しに据え置かれた一方、2019年の見通しが前回から上方修正されています。

 IMFによると、新興国および途上国・地域の成長率見通しでは、石油価格の上昇を背景に、成長率見通しが引き上げられたエネルギー輸出国があった一方、地政学的リスクの強まりや石油の輸入価格上昇が考慮され、下方修正となった国も多く、結果として、据え置きや下方修正という予想の目立つ格好となりました。

 これにより、同地域における成長率の頭打ち感も一段と強まった…といった印象です。

IMF新興国予想201810
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